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FLANNEL magazine

ソファ専門スタッフからの
ソファについての「まめ知識」を、フランネルマガジンとしてお届けします。

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染色工程による、生地の色や仕上がりの特徴について

生地の色表現や仕上がりに大きく関わる、染色工程。
一般的にはあまり知られていませんが、その工程は色を加え生地の魅力を引き出すだけでなく、染色による課題を抑えるため日々調整がされています。

その課題の1つに、「ロットブレ」というものがあります。
「ロットブレ」とは、同じ色の同じ生地でも染色時期の違いにより、色に差が出てしまうことを指し、
主な原因として、原糸(染色前の糸)の状態や染色時の湿度・気候などの影響で染液の染み込みやすさが変わることが挙げられます。
そのため染色時に人の手による調整が必要となりますが、全く同じ色に染めることは非常に難しいとされています。

しかし、染色工程を経て生まれるそれらの課題と、染色技法の違いによる生地の魅力を理解して頂くことで、
より愛着の持てる生地選びができるのではないでしょうか。
では実際にどのような特徴があるのか、FLANNEL SOFAで取り扱う布生地の代表的な染色技法と合わせてご紹介します。

生地の染色技法は大きく分類すると下記の2種類に分かれます。

先染め
生地を織り上げる前の糸や繊維の状態で染色をする方法。
後染め
生地を織り上げた後に染色をする方法。

先染めについて

ボビンに巻いた原糸を、スピンドルと呼ばれる回転する軸にセットし、染色釜へ入れます。
釜内を加圧しながら、糸が均一に染まるようポンプで染液を循環させ染色。染色後、生地に織り上げます。

スピンドルにセットされた染色前の原糸

スピンドルにセットされた染色前の原糸

染色中の釜内

染色中の釜内

染色中の釜内

染色された糸を織る様子

上記の方法は、先染めの中でもよく用いられる「チーズ染め」と呼ばれる技法です。
チーズ染めは、染色前の原糸を専用ボビンに巻いた状態で染色する方法で、
ボビンに巻かれた糸の見た目がチーズに似ていることから、そう呼ばれています。

先染め生地の魅力

  • 糸自体がしっかりと染色されるため、色落ちしにくい。
  • 異なる色の糸を組み合わせて織ることで、深みのある色合いや柄などを表現できる。(ジャガード織り、ドビー織りなど)

先染め生地の課題

  • 糸を染めた後に生地を織るため、製品になるまで時間がかかり、人気のあるカラーや流行に素早く対応することが難しい。
  • ロットブレが目立つ糸を使用すると、生地の色の仕上がりに差が出てしまう。

FLANNEL SOFAで取り扱う、先染め生地の一例

後染めについて

染色前の織り上げたロープ状の長い生地を、後染め用の染色釜に入れ染色します。
ジェットノズルから噴射した染液を釜内に循環させ、その流れに乗せて生地を染めていきます。

後染め/浸染

上記の方法は、後染めの中でもよく用いられる「浸染(しんぜん)」と呼ばれる技法です。
生地を染液に浸して染色する、そのシンプルな技法は古くから用いられています。

後染め生地の魅力

  • 生地になった状態で染色をするため色を調整しやすく、豊富なカラーバリエーションを作りやすい。
  • まとめて大量に染色ができるため、先染めに比べ時間がかからない。
  • 注文毎に染色ができるため、在庫の廃棄が少なく環境に優しい。

後染め生地の課題

  • 生地になった状態で染色をするため、単色での表現となり、先染めに比べ色に深みが出にくい。
  • 単色の生地のため、ロットブレが起きた際に僅かな色の差でも目立ちやすく、よりシビアな色調整が求められる。

FLANNEL SOFAで取り扱う、後染め生地の一例

生地の色調整と検品について

先染め・後染め共に機械を使用していますが、原糸の状態や染色時の湿度・気候などを考慮して同じ具合に染まる様、
人の目で確認・微調整が必要となります。

FLANNEL SOFAでは、製品化された生地を入荷後、上下左右4方向全てから生地を見て、
基準となる見本と比べ色に大きな変化がないか、社内基準に基づき確認をしています。
しかし湿度や気候など常に異なる条件下で、生地を全く同じ色に染めることは非常に難しいため、どうしても僅かなロットブレが起きてしまいます。

奥深い染色の世界

染色技法について「先染め」「後染め」と簡単にご紹介しましたが、それらは更にいくつかの技法に枝分かれし、細かく分類することができます。
今回ご紹介した染色による生地の特徴は一部に過ぎませんが、その生地がどのように染まり、どんな特徴があるのか、
そういった背景がわかると生地への見る目も変わり、より愛着がわくのではないでしょうか。


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