素材による座り心地の違い
ソファの座り心地は、そのソファの形状や構造、使用している素材により大きく異なります。
その中でも「座面」は、人がソファの座り心地を感じる上でとても重要な部分です。
特に座面の表層に当たるクッション部分は、体が最も長く触れている部分になることから、
座り心地を主体とするソファ選びのポイントになります。
使用素材による座り心地の違い
ウレタン
ソファでは最も多く使用されているクッション素材です。硬さの幅が広く、数多くの種類が存在します。
このクッションには、3種類のウレタンを使用しています。
ウレタンは比重や製法により、硬さを自在に変えることができるのが特徴です。
「高密度ウレタン」は、その名の通り、比重が大きく、硬めの感触を持っています。
その下層の「チップウレタン」は、粉砕したウレタン材を圧着した製品で、より芯のある硬さを出すことのできる素材です。
表層の「中密度ウレタン」は、主に座面への当たりを柔らかくするために使用されています。
こちらのクッションをより硬めに仕上げようとする場合は、ウレタンの比重を大きくしたり、
チップウレタンの層の厚みを増したりすることで、調節をします。
フェザー(羽毛)
包み込むような柔らかな感触を作り出すためには、ウレタン以外の素材を使用することもあります 。
「フェザー(羽毛)」は主に座クッションの表層に使用され、コシのあるポリエステル綿と混合する場合が多いです。
柔らかいウレタンとは異なる、ふんわりとした質感と、復元力を持っています。 柔らかな感触がお好みの方にはお勧めの素材です。
写真のクッションは、上層にフェザー(羽毛)を含み、下層は芯材として、ウレタンを使用しています。
そのためファーストタッチは柔らかな感触を楽しむことができ、長時間座る場合も、疲れづらい安定感のある硬さを兼ね備えています。
ウレタンにはフェザーに無い粘りのある弾力があり、フェザーにはウレタンよりも優しい柔らかさがあります。
それぞれの長所を把握した上で、バネや構造に隠れがちなクッション部も一つの基準として、ソファを選んでいただいてはいかがでしょうか?
ソファの張り替えを行っています
FLANNEL SOFAでは、ソファの張り替えを行っています。張り替え時にウレタン材の補強や取り替えも可能です。
座クッションが取り外せるソファの場合は、中材のみでの販売も行っていますので、長くご使用使いただいた上でのメンテナンスサービスが充実しています。
ウレタンの取り替え時には、「以前より硬めにしてほしい。」、「お尻がいたくなる事があったので、柔らかめが良い。」といったご相談にもお答え致しますので、
まずはお気軽にご相談ください。
末永くお付き合いできるソファとして、ぜひご検討いただけましたら幸いです。