名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。

産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。
5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それ ぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

掲載日:2010 年 1 月 15 日

no.43 ロンド新たな方向性

FLANNEL SOFAの記事

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RONDO発表会の後、数回にわたりこれまでの全ての事柄についての反省会、検討会を行いました。
この検討会は、一度考えを振り出しに戻して、

「RONDOはこのままの方向性で商品として発表してよいか!?」
「本当に売れる商品となりうるか!?」

を中心に話を進めました。

そこで新たに私たちは、カケアワセプロジェクトとしてのRONDO商品化における方向性を決定しました。

その新たな方向性というのは、

【1】現在の発表作品は、初期のスフェリコンにより近い、コンセプトモデルにブラッシュアップさせる。
【2】3月末までを期限として、現発表作品のロンドのエッセンスを取り入れた、「売れる」RONDOを商品化モデルとして、一から練り直す。
【3】2で検討するモデルが、商品として売れると判断されない限り、商品化しない。その場合、RONDO商品化は廃案とする。
【4】3月末の時点で商品化決定してのち、本格的にプロモーションを開始する。

というように、やはり一度踏みとどまって、商品化を再検討しよう、となったのも、NDW2009のRONDO発表の際に、皆様から様々な生のお声を頂いたことと、売れるモノであってこそ、商品ではないか・・というモノ売りとしてのフランネルの考えがあったからです。

その反面、モノづくりフランネルとしての新たな挑戦もあり、オブジェのようなコンセプトモデルに対して、エッジを効かせた上で、理想としてはアウトライン(エッジライン)のみに縫製ラインがくる、形状としては不可能なことをやろうとしています。

昨日の打ち合わせで張り地も決まり、あとは2~3度失敗?を繰り返しながら、また試行錯誤して、プロから見てもどうやって作ったの?と言わせられるような美しいソファに仕上げてみせます。

まずは意気込みだけですが、こちらの進行も随時公開致します。長い間、検討という形で足踏みしましたが、皆様、再度ご注目下さい。

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伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

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