産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

2009年7月の記事一覧

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掲載日:2009 年 7 月 29 日

no.20 ミュージアムorショールーム

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公開ミーティングの中で、このソファを展示用の作品として作るのか?商品として流通させるものにするのか?という議論がありました。富田さんもぼく(坂井)も雑誌などでみる作品展に挑戦してみたいという気持ちがあり、その場でははっきりと答えることが出来ませんでした。

しかし、その後三者でしっかりと話し合った結果、やはりこのプロジェクトは商品として社会に売り出すことが重要であるという結論に至りました。

なぜなら、実際に社会で活躍されているFLANNEL SOFAさんとTYPE A/Bさんと共同でこのプロジェクトを進めている意味が最大限に発揮かされると思うからです。

学生だけでやっているプロジェクトでは商品を作り出すことはまず不可能です。この三者でやっているから出来ることをしっかりと考えると、やはり商品として作っていくべきだと思いました。

というわけで、現在商品化に向けて着々と準備が進行中です。図面をもとに作り方を決めていったり、キャッチコピーやネーミングを考えたりしています。作り出すものがどうやったらしっかりと社会に受けとめられるのか?どうやったらたくさんの人が「ほしい!」といってくれるのか?考えることは山ほどあります。その考えることに対して納得できる答えが出せるようがんばっていきたいと思います。

この商品をみなさまにお見せするまであと3ヶ月を切りました!!どうぞ楽しみに待っていてください!!

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名古屋工業大学/伊藤研究室
http://www.type-ab.com/ti_di/index.html
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掲載日:2009 年 7 月 13 日

no.19 カケアワセ大量生産!!

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上の写真は先日行われた「公開ミーティング」を写したものです。多くの人が来てくださり、様々な意見を交わすことが出来ました。

このように、社会で活躍されている人達に自分たちの意見を聞いて頂き、議論を展開していくという機会はなかなか経験できるものではありません。いろいろな意見を聞かさせて頂き、本当に勉強になりました。

また、伊藤研究室の学生はもちろんのこと、他大学から来ていた学生も皆大きな刺激を受けたようでした。終わった後も会場に残り、デザイナー富田氏へ質問を投げかけていたり、模型をじっくり観察したりする姿が見られました。

右下の写真は場所を移しての二次交流会の様子です。その場でもソファの話題だけでなく、デザイン論、そして生き方論まで枠を広げて熱い議論が交わされていました。

この「公開ミーティング」を通して、とても多くの「カケアワセ」を生むことが出来ました。今回得られた「カケアワセ」はこのプロジェクトにとって大きな栄養となり、これから動いていくためのエネルギーが一気に蓄積されたように思います。
この素晴らしい機会を作ってくださった方々に心から感謝しております。本当にありがとうございました!!これから蓄積されたエネルギーを惜しみなく使っていこうと思います!ご期待ください!!

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名古屋工業大学/伊藤研究室
http://www.type-ab.com/ti_di/index.html
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掲載日:2009 年 7 月 6 日

no.18 ブランディング戦略

TYPE A/Bの記事

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公開ミーティングでは、ゲストの方をはじめとして来場者の方々とも意見交換を行う場となりました。我々だけで行っている話し合いとは違う角度の意見が出るなど、考えさせられる意見や参考にさせていただきたい意見もあり、とても有意義な時間を過ごすことができました。この場を借りて、ご来場いただいたみなさまに御礼申し上げたいと思います。

そして、公開ミーティングが終わった現在、本格的に商品化に向けて動き出しています。
やはり、何かを作る以上、商品として価値あるものを作りたいという点では、3者とも考えは一致していますので、形態の再検討のほかにも、ターゲット層のイメージ、売り出し方の戦略など具体的な検討を重ねて、商品としてのイメージを固めていく予定です。

TYPE A/Bでは、デザインもそうですが、売り出し方の戦略を考えること(ブランディング戦略)も専門としている分野の1つです。商品にとってデザインが優れていることは、もちろん必要ですが、ターゲットの設定やネーミング、販促方法など、デザインに価値が付加される点の検討も商品化では重要なポイントになると考えています。

デザイン検討も終盤にさしかかっている現在は、ブランドとしてどのように売っていくかも同時に検討しなければいけない時期にきています。これから、どのようなネーミングにするのか、どのようなターゲットを設定するのかも徐々に決まっていきますので、今後の展開にもご期待ください。

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TYPE A/B
http://www.type-ab.com/
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名古屋工業大学
伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

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