名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。

産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。
5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それ ぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

掲載日:2010 年 7 月 30 日

no.54 コンセプト&ネーミング

産学共同デザインソファ第2弾の商品名がPIVOに決まりました!
発音は ”ピボ ”ではないですよ、” ピヴォ ”です。
PIVO[ピヴォ]とはPIVOT[ピヴォット](中心や軸を意味する英語)からTを抜いて可愛らしい名前にしました。
今回はなぜPIVO[ピヴォ]という名前になったのかをコンセプトとともに説明したいと思います。

部屋の中心にソファを置いてソファを中心に生活したいと考えている方は多いのではないでしょうか?
PIVO[ピヴォ]はそういった部屋の『中心=PIVOT』にソファ置きたいという家族のためにデザインしています。
これが新作ソファPIVO[ピヴォ]のコンセプトです。

ただ、部屋の中心にソファを置くというのは大きく2つの問題点がありました。
1.部屋が狭く感じられる
2.ソファの背面が使えない

PIVO[ピヴォ]では、これらの問題点の解決を試みました。
1. 部屋が狭く感じられる
1の問題についてはソファの座面と背もたれの高さを低く抑えることで、空間の抜けが感じられ、部屋がすっきり見えるようにしています。
詳細は(フランネルソファマガジン、ローソファが人気のワケ)をご覧下さい。
http://www.flannelsofa.com/contents/page.php?id=21

2. ソファの背面が使えない
2の問題に対しては背もたれの一部に「スキマ」を設けることで解決を試みました。
2.5〜3人掛けのソファとなるとどうしても背面の面積が大きくなります。
その分、ソファに座るために回り込む距離は長くなり、リビングとダイニングを兼ねた部屋に置いた場合には両機能を分断してしまいます。
PIVO[ピヴォ]の背もたれに設けられた「スキマ」はソファの背面から座り込むことも可能で、リビングとダイニングもスムーズに繋ぐことができるので部屋の『中心=PIVOT』にふさわしいソファといえます。

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幼い子供がPIVO[ピヴォ]の「スキマ」をキャッキャしながら行き来する姿を想像しながら、
PIVO[ピヴォ]が、家族団欒の中心になることを期待しています。

どうでしょうか?
新作ソファPIVO[ピヴォ]に興味を持ってい頂けたでしょうか?
PIVO[ピヴォ]は、間もなく完成します!ご期待ください!

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名古屋工業大学/伊藤研究室
http://www.type-ab.com/ti_di/index.html
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名古屋工業大学
伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

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