名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。

産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。
5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それ ぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

掲載日:2012 年 3 月 20 日

no.58 このプロジェクトで得られたこと

TYPE A/Bの記事

早いもので3年が立ちました。
ゼロから始まったこのプロジェクトも、
3年の間に「RONDO/ロンド」と「PIVO/ピヴォ」の2つのソファが生み出されました。
2つのソファの完成までには、多くの人が関わり、何度も議論を重ねてつくられてきたことは、今までのブログを見ていただいてもわかると思います。

今回は、今までを振り返りながら、このプロジェクトで得られたことを皆様にお伝えしたいと思います。

ab1

FLANNEL SOFA さんには、常にものづくりへの真剣な想いを見せていただきました。
特に「RONDO/ロンド」を検討している時に、特殊な形状のソファ案に対して、時に厳しいご意見をいただくこともありました。それは全て使われる方の安全面を最優先に考えてのことです。FLANNEL SOFA さんから出てきた制作提案に対して、こちらもデザイン上ゆずれないこだわりをぶつけ、また図面化する。そんなやり取りを何度も繰り返した結果、「RONDO/ロンド」は生まれました。

デザイナーの多くは、コンセプトに重きを置いて「新しいもの」を作り出したいという気持ちが前に出てしまいがちですが、このプロジェクトを通して、改めて「売れるもの」をつくることの大切さを感じることができました。

——-
TYPE A/B
http://www.type-ab.com/
——-


コメント


名古屋工業大学
伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

 RSS購読