産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

2009年10月の記事一覧

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掲載日:2009 年 10 月 17 日

no.42 Rondo Birthday

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新作ソファ「Rondo」の誕生記念であるこの日は、たくさんの人がRondoに座って意見をくださり、これから成長して行く「Rondo」の誕生記念パーティーとしてふさわしい内容となりました。

おいしい料理とお酒に舌鼓をうちつつ、「Rondo」を話のネタにして盛り上がっているシーンが数多く見られました。参加者の中には学生の姿も多く見え、産学共同プロジェクトの特徴を反映することのできたパーティーになりました。

Rondoのつくり方について、職人さんに学生が質問しまくっていたり、Rondoのデザインについて社会人の方が学生に問いかけていたりと学生と社会人のボーダーレスな交流が展開されていました。

産学共同によって生まれたRondoがまた新たな産学共同をいくつも生み出した。そんな気がします。カケアワセがカケアワセを生み出す。そんな連鎖反応がこのプロジェクトをきっかけに生まれていければと思いました。

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名古屋工業大学/伊藤研究室
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掲載日:2009 年 10 月 15 日

no.41 展示会開始atパークギャラリー

FLANNEL SOFAの記事

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10/14(水)TV塔パークギャラリー、フランネルソファ ショールーム両会場で5W×1H×3P(カケアワセ)プロジェクトの展示会が無事開始しました。初日である、昨日はタイプABさん主催のオープニングパーティーということでパークギャラリーでパーティーが行われ、私たちフランネルスタッフも参加させて頂きました。

司会は名工大、坂井くん。そして、金子くん、内木さん、富田くんが代表して各自作品のプレゼンテーションを行い、来場者の方々からの質問に答えるスタイルで進行していきました。ここで感じたのが、学生さんを中心とした来場者からの質問や意見が活発だったこと。プレゼンテーションが先回のコンペで聞いた時より格段に良くなっていたこと。

カケアワセプロジェクトとしての商品化は富田くんのスフェリコンソファ(ロンド)に決まったものの、他の作品もしっかり来場者の方々にコンセプトが伝わったのではなかろうか。

そしてもう一つ。フランネルソファのショールームでは非常に行いにくい、ロンドを実際に‘転がす‘ということ。これは、来場者から要望が出て、富田君が皆さんにお見せしました。模型と同様、展示品も転がして見せたい、という富田くん、坂井くんの願いから、そのことは意識して製作したつもりです。きれいに転がらなかったらどうしよう・・という考えは起こらず、ひたすら信じて製作致しました。
正直、ちゃんとスフェリコンの特徴的な転がり方をしてくれてほっとしました。

これも質問に上がっていたことですが、もちろん、将来的にリペアしたり、張替えしたりと、他のソファと同様に、フランネルソファが責任持ってアフターフォローさせて頂きます。オープニングパーティーも無事終了し、日曜日までの会期中の対応にしっかり力を注ぎたいと思います。

10/17(土)フランネルソファ ショールームでのパーティーに向けても準備です。
フランネルでは、‘製作面、構造面‘での展示を全面に出しています。
皆様のお越しを心からお待ちしております。ぜひとも一人でも多くの方々に‘ロンド‘に座って頂きたいです。

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FLANNEL SOFA
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ハギレプロジェクト
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掲載日:2009 年 10 月 14 日

no.40 学生の個性、炸裂

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写真は10月14日に開催されたオープニングパーティーの様子を写したものです。

このパーティーでは、準備から運営までを伊藤研究室の学生中心で行い、司会をし、コンペの作品をプレゼンするなど、学生の個性をアピールする場となりました。プレゼン後の質疑も、名古屋工業大学だけでなく、他大学の学生から多くの質問、意見が発せられ、とても充実した議論の時間となりました。フリータイムの時も、あちらこちらで議論がまき起こり、学生間はもちろん、いろいろな立場の方がこのパーティーの中で交流して頂けたようです。

下の3つの写真は司会坂井のつたない進行の中、ムチャぶりに答えてくださり、パーティーをおおいに盛り上げてくださった三人です。(左から、リアルスタイルの鶴田社長大ナゴヤ大学の加藤慎康学長pull-push productsの佐藤延弘氏)学生中心で運営を行ったことで、伊藤先生、FLANNELSOFA和田さんを始め周りの支えがあってこそこういう場が持てるということを改めて感じることができました。

こういうありがたい場をもっと大切にしていかなければならないと思いました。

そして、本当に様々な人たちの支えの中で生まれた新作ソファ「Rondo」これからいろいろな人の感想・意見を聞き、まだまだ成長させていきたいと思っております。なので、座ってみての感想・意見をブログのコメントなどで伝えて頂けると幸いです。どしどし、コメントしてください!!お待ちしております!!

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名古屋工業大学/伊藤研究室
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掲載日:2009 年 10 月 13 日

no.39 展示会に向けて

FLANNEL SOFAの記事

091013

思い返せば、昨年の12月23日の初打ち合わせ、プロジェクト決定から、はや10ヶ月。数々の検討会、打ち合わせを重ねてついに‘ロンド‘が完成しました。

そして、一般公表するための展示会が本日から始まります。

会場は、ナゴヤTV塔4Fパークギャラリーとフランネルソファのショールームです。
会期は、本日10/14(水)~/18(日)で、各会場共にパーティーをとり行います。
パーティー日時は、TV塔にて10/14(水)18時~、フランネルソファにて10/17(土)18時~となります。

各パーティーでは、プロジェクト説明からプレゼンテーション、質疑応答や来場者の方々とのディスカッションが行われ、場を盛り上げます。又、フリーの時間を多くとっておりますので、ご来場者同士でも交流しやすい環境となっております。
どうぞお誘い合わせの上、お気軽にお越し下さいませ。
さて、ここで、昨日設営してきました、各会場の展示内容に少しふれてみたいと思います。

まずは、TV塔パークギャラリー。こちらは、タイプABさんと、名工大伊藤研究室の学生さんを中心にした展示。‘デザイン‘の部分を全面に押し出していて、カケアワセプロジェクトとしてのデザインが決まるまでのすべてのコンペ出品作の模型展示とそのコンセプト説明、時間軸に沿ったプロジェクトの進行が目に見える形でパネル展示されています。もちろん、学生さんたちが常駐して、各説明や、スフェリコンの特徴的な転がりが、模型のみならず、展示ソファでもその軌跡を体感できます。

次に、フランネルソファでの展示。‘製作と構造‘という部分をこちらでは全面に押し出していて、ショーウィンドーには普段目にすることのないであろう、ソファフレームである、ロンドの木枠が展示されています。生地の張られた製品とはまた違った美しさを感じ取って頂けることでしょう。

完成品(製品展示)にはもちろんお掛け頂けますので、何かしらのご意見、ご感想をアンケートに頂けると幸いです。また、壁面とファイルの写真展示をご覧になって頂くことで、プロジェクト開始から出来上がりまでの変遷が分かるようになっております。

以上が展示内容です。

三者だからこそ出来た‘ロンド‘というソファ。

大変よい経験になりました。この展示会を終えると、次は販売に向けてのプロモーションです。これで終わるではなく、次なるカケアワセプロジェクトの動きに要注目!!

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名古屋工業大学
伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

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