名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。

産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。
5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それ ぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

掲載日:2009 年 8 月 29 日

no.23 木枠プロトの初見せ

FLANNEL SOFAの記事

090828

8月26日(水)、打ち合わせ。

フランネル工場に、タイプABさん、名工大伊藤研究室の方々に来て頂くのもようやく慣れてきました。
今回は工場内でも打ち合わせ前に、木枠プロトを前に話をしていたこともあり、皆さんが来られてすぐにカメラで撮影を開始。打ち合わせもこの流れで開始となりました。
早速、私たちとしては一番気になっている、安全性、構造の確認作業をしました。デザイン変更については、すんなりと了解を頂き、スフェリコンがソファとして役割を果たす、安全に座れる、という第一条件はまずクリア。

正直、座り心地に関してはまだ進行できない状況で、ただ、伊藤先生のおっしゃた、「背中のここはウレタンとかで形づくるんですか?」という、ぽろっと出た一言、頂くかもしれません。
現在は背の形状を段ボールでライン出し、Rベニヤで木枠を・・・という流れだったのですが、座り心地が・・と、引っかかっていました。何と、ウレタンで成型、出来るかもしれない!それならコンパクトな中でも座り心地が追求できる!

座り心地に関しては、ウレタンならどんなのでも表現できます。しかし、3DのR出しはまず無理、と決め付けていたのかもしれません。
ウレタンで背面を成型するのは不採用になるかもしれませんが、案としてはありです。ぜひ、検討させて頂きます。

そして、場所を工場2Fに変え、打ち合わせ開始。話はいつも以上にスムーズに進み、当カケアワセプロジェクトがついに終盤にさしかかってきているな、としみじみ実感してしまいました。発表に向けて、告知のこと、商品名のこと、展示構成やらパーティーに至るまでお話しできました。

10/14(水)~18(日)の、フランネルソファショールームでの展示に加え、テレビ塔パークギャラリーでの学生展示、そして各会場においてパーティーも行います。
この発表は、カケアワセプロジェクトの大きな節目となりますので、初蔵出しとなるこの会期を逃さぬよう、皆様たくさんのお越しをお待ちしております。もちろんのこと、NDW`09(ナゴヤデザインウィーク)が行われている会期ですので、各会場、インテリアショップめぐりをしていただきながら、フランネル、テレビ塔パークギャラリーにお立ち寄り下さるのが楽しいかと思います。
しかし、まずは製作、製作。きっちりしたモノをつくるべく、最後まで気を抜かずに頑張りたいと思います。

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名古屋工業大学
伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

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