名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。

産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。
5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それ ぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

掲載日:2009 年 8 月 22 日

no.22 実寸木枠プロトモデルをつくる

FLANNEL SOFAの記事

090829

先日、名工大/富田君から出してもらった輪切り寸法を元に、現在は実寸を割り出し、正確な木枠を製作するために、木枠のプロトモデルを検討しながら仕上げているところです。

このプロトモデルを使って、今度はウレタンの寸法、張り&仕上げ方法を考えていく段階となります。このプロトモデルを作ろうとする初めから、仕上げ方法までイメージングできていないと内部構造は作れないこともあり、既に最終的な仕上げまである程度は頭の中では出来上がっているものの、問題点はいくつも出てきそうな雰囲気。

進行していく中・・・やはり、というより、当然のように、ソファ自体が前に転がってしまって、自立すらしない状況。前ダイワどこまで出したら転がらなくなるんだ・・・?

和田 :「形状崩そうか、安全の方を取ろう。分かってくれるでしょ」
高橋:「そうですね、危ないのは論外ですよね」
~中略~
和田 :「前ダイワどこまで出す?なめらかな自然なR引く?」
高橋:「斜めにまっすぐ引いて、足元だけ少しRかけて。正面から見たら全くデザイン崩してないですし」
和田 :「次の木枠でさ、実際にダイワずらしながら座って位置決めすればいいんじゃないのかな、それで線引きしようよ、意味ある線になるし」
高橋:「そうですね、じゃあ、打ち合わせ用にイラスト描いておきます」
和田 :「よろしく。ひとまず、次の打ち合わせでOKもらってからGOだね」

というやりとりが、FLANNEL FACTORY内ではあり、仕様、デザイン変更はなされていきます。

とにかく、次回の打ち合わせでOK頂いて、安全なスフェリコンソファへと進化させていきたいと思います。

次回打ち合わせは、8月26日(水)工場にて。

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名古屋工業大学
伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

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