名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。

産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。
5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それ ぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

掲載日:2009 年 4 月 7 日

no.8 真剣にソファと向き合いました

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商品化デザインを決定する公開審査が行われました。

不本意に終わってしまった中間発表から約3週間、それぞれの立場で真剣にソファと向き合いました。どうしたら親子が楽しく使えるソファになるか?どうやったら子供の成長にあわせ、長い間愛用されるソファになるか?など、ひたすら自問自答を繰り返したり、議論したり、とにかく使用する人の時間をより豊かにできるソファを創りたい一心で考え続けました。

今回のプレゼンテーションは、そういった思考の層をしっかりお見せできたものになったのではないかと思います。審査方法も1次審査2次審査があり、1次審査ではフランネルソファ、TypeAB、そしてゲストの原田さとみさんと陸くんといった審査員による質疑中心に進められ、2次審査では取材にきてくださっていたサカエ経済新聞、グッドニュース・ジャパンの記者さんお二人の質疑中心で進められるという形式でした。これにより、多方面から作品を見てもらえて、いろいろな意見をきくことができ、とても勉強になりました。

そして、もっとも印象的だったのは、プレゼンを聞いている人がみんな楽しそうだったことです。中間発表では見ることのできなかったことで、やはり多くのエネルギーを注いだ事柄というものは人になんらかの影響を与えられるのだと改めて思いました。(スペシャルなゲスト審査員のおかげという部分もありますが。。)

ソファについて真剣に考え、その考えたことを様々な人達に見てもらい、多くの反応を生で感じることができたのはとても大切な経験になりました。ものづくりにおいて重要なことを学べたように感じます。

また、今回選ばれたものがこれから社会に生み出されるまでの過程というのは僕らにとってとても大きな衝撃を、多くの感動を与えてくれるものだと思います。それがどういう衝撃や感動であるのかはまだ僕らにはわかりません。

わからないからこそとても楽しみな気持ちでいっぱいです。なので、これからもこのプロジェクトの展開に大きな期待を持って学生一同取り組んでいきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします!!

【今回発表された作品たち】

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名古屋工業大学/伊藤研究室
http://www.type-ab.com/ti_di/index.html
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名古屋工業大学
伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

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