no.7 商品化デザイン決定
この日を今か今かと待ちわびて、ようやく4月3日の公開審査日を迎えることに。
その会場となる名工大伊藤研究室に到着するも、学生たちが意外なまでにリラックスしている様子に、まず一安心。
そうこうしているうちに、ゲスト審査員である、タレントの原田さとみさんと、息子さんの陸(りく)くんが登場し、伊藤先生とのごあいさつです。原田さとみさんは、姉妹でアパレルショップ「ぺネ・ロープ・パリ・ぺティヨン」を経営している他、主婦タレントとしてご活躍中です。名古屋工業大学の伊藤先生とも親交があり、審査員としてぴったりだという事で、来て頂きました。しかも、今回のデザインコンペテーマ「Children/子供」にぴったりな息子の陸くん(8歳)も参加することで、子供目線でのリアルで率直な質問、意見が審査の中で、とても重要な役割を果たすことに・・・。最後に、今回取材して頂けることとなった、サカエ経済新聞さん、グッドニュース・ジャパンさんが到着し、全員集合です。
予定通りにプレゼンテーションは始まり、まず一次審査。
初めは緊張した面持ちでスタートするも、陸くんの一言ですぐに明るい雰囲気となり、学生たちは5分という限られた持ち時間の中、いっぱいまで懸命にアピールしていたのが印象的でした。
前回の中間講評時、どうしてこのデザインなのか?または、そこに至るまでのプロセスの見えないプレゼンテーション?とはうってかわり、‘かけあわせ‘プロジェクトの趣旨をとらえたプレゼンテーションとなりました。
思考の過程、プレゼン力、独創性、発展可能性、機能性、の5項目を5段階評価して審査しました。
一次審査でまず3人が選出され、二次審査へとコマを進めてグランプリ選出!と、進行していきましたが、審査員として‘公正であること‘を念頭に、私たちフランネルソファとしては、‘違う視点‘からソファづくりがここではしたいという考えから、独創性、発展可能性に重きを置いて、今回は採点させて頂きました。
ソファという概念を1つに絞らず、各々がソファという1つのモノに真剣に向き合ってデザインされた模型たちには、生命が吹き込まれたかのように見えました。
感動です。この、一からデザインされていくプロセスが見えるスケッチや模型たちは、TYPE A/B、FLANNEL SOFA,学生3者の共有財産です。
皆様には、ぜひ、最終報告、発表という、次の大きな舞台でこれらのステキなソファたちを見に来て頂きたいなと思います。10月14日~25日に開催される、今年で5年目となる名古屋のデザインイベントNDW2009(ナゴヤデザインウィーク)で、フランネルソファ大須ショールームを会場としてグランプリ作品の商品化発表が催されます。これはどなたでも見に来て頂くことができますので!
そして何よりも楽しみなのが、この独創性に満ちた、グランプリ作品を今後どのようにTYPE A/B×フランネル×学生とがかけあわさり、商品化の道を歩んでいくのか?という事です。その模様は随時リポートしてまいりますので、全てのプロセスを含めてご覧になって下さい。
ワクワクですよね?私たちもこれからどう作品が商品へと変化していくのか見えない形のプロジェクトなのですから!
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FLANNEL SOFA
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ハギレプロジェクト
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