FLANNEL magazine

ソファ専門スタッフからの
ソファについての「まめ知識」を、フランネルマガジンとしてお届けします。

TITLE :
ジッパーのトラブルと対処法

ソファのジッパーを開ける

多くのカバーリングソファに使用されるジッパー

ソファに使用する重要なパーツの一つが「ジッパー」です。
「ファスナー」や、「チャック」という呼び名で親しまれ、多くのクッションやカバーリングソファに使用されます。
繊細な部品ですので、日常的に使用している中でも、故障につながるケースもあります。 ジッパーの仕組みを理解し、トラブルへの対処法を覚えましょう。

各部の名称と役割について

ジッパー

ジッパーは大きく分けて、「スライダー」・「エレメント(務歯)」・「テープ」の
3つの部位で構成されています。

スライダー

「引き手」と「胴体」からなるジッパーの要です。エレメントを噛み合わせる役割を持っています。

エレメント(務歯)

スライダーが通過することにより湾曲し、両サイドのエレメントが歯車の原理で噛み合います。

テープ

ジッパーと生地を縫い合わせる部位です。

トラブルケースごとの対処方法

「生地やクッションが、ジッパーに巻き込まれてしまった場合」

生地やクッションがジッパーに巻き込まれてしまった

対処方法 ①

【1】生地やクッションを巻き込んだジッパーの両サイドを掴み、外側へ引っ張ります。
※巻き込んだ生地がスライダーと一緒に動くと、生地を取り除くのは困難です。
両サイドから引っ張ることで、巻き込んだ生地を固定し、スライダーだけが動きやすい状態にします。
【2】スライダーを最初の位置の方向まで引き戻すことで、巻き込まれていた生地を外すことができます。
※可能な限り、2名で行うことをお勧め致します。

ジッパーに巻き込まれた生地を取り出す手順

ジッパーに巻き込まれた生地を取り出す手順

対処方法 ②

【1】スライダーの胴体裏側へ、マイナスドライバーのような先の細い器具を差し込みます。
【2】てこの原理で胴体を広げ、巻き込んだ生地を取り除きます。
※この方法は、力を入れすぎると、スライダーの破損につながりますので、隙間の広げすぎにご注意ください

ジッパーの胴体裏側へマイナスドライバーのような先の細い器具を差し込み巻き込みを直す

ジッパーの胴体裏側へマイナスドライバーのような先の細い器具を差し込み巻き込みを直す

「スライダーが通過したのに、エレメントが閉じない(噛み合わない)」

ジッパーが噛み合わない

対処方法

スライダーの、エレメントを抱き合わせている胴体が開いてしまっていることで、エレメントがしっかり閉じない原因を作ってしまっている可能性があります。
スライダーを最初の位置まで戻し、胴体をペンチなどで軽く押さえることで、解決できる場合があります。

※強く押さえすぎると、スライダーの動きが悪くなったり、エレメントを傷めたりする可能性がありますのでご注意ください。

「スライダーの脱落」

ジッパーが分離

ご自身での修理は不可能ではありませんが、最低限の縫製技術や器具が必要になります。
FLANNEL SOFA製ソファの場合、ジッパーのスライダーが外れてしまった際の修理、ジッパーの取り替えも承っています。お気軽に修理をご依頼ください。

お問い合わせ

ジッパーを故障させないために

ソファのジッパー

ジッパー開閉時、テープのぬいしろやボリュームのあるクッションの中材は、ジッパーに巻き込まれやすいです。
そのため、テープやクッションを手でしっかり押さえながら、ゆっくりとジッパーを閉めることで、ジッパーに巻き込まれるリスクを減らすことができます。

また、ジッパーを締める際に、力を入れて無理に閉めることはお控えください。 エレメントやスライダーが破損し、修理・交換が必要になる場合があります。

ジッパーのトラブルは、日常生活では起こりやすい出来事のひとつです。 トラブルが発生した際は、ジッパーの破損がないよう、落ち着いて対処をすることが重要です。
ソファのジッパーのトラブルで、どうしても解決が難しい場合は、FLANNEL SOFAまで、お気軽にご相談ください。

YouTubeチャンネル 関連動画

誰でもできる!噛んだジッパーの直し方