名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。

産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。
5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それ ぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

掲載日:2009 年 4 月 30 日

no.10 「スフェリコン」って何だ?!

TYPE A/Bの記事

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先日のコンペで選ばれた「スフェリコン」ソファのデザイン検討が、現在TYPE A/Bと学生が中心となり着々と進行しています。
今回は、そんな「スフェリコン」ソファの魅力について、書きたいと思います。

そもそも、スフェリコンとは、『等高重心立体』と呼ばれ、回転しても常に一定の重心位置を保つ性質を持っています。1970年、イギリスのコリン・ロバーツという人が発見したそうなのですが、正方形を対角線を軸に回転させて出来る上下2つの円錐を、軸を含む平面で2等分し、一方を90°回転して張り合わせることでできる立体です(画像はスフェリコンの概念の模式図です)。現在ではこの立体を、玩具などのプロダクト商品やオブジェ等に応用して広く使われているそうです。

これに、今回はソファという機能を持たせるわけですが、ソファとスフェリコンをカケアワセることで、今までにない概念のソファになるのではないかと期待しています。

まだ、検討段階ですが、こんな魅力があるのではという項目を挙げてみました。

[スフェリコンの魅力]

  1. ボールのようにコロコロと転がして簡単に動かせるのに、おもしろい動き方をするので、動かしたい衝動にかられ、ずっとソファとふれあってしまう。
  2. タイプの異なる2つの座面が一体となっているので、その日の気分やスタイルに合わせて、使い分けられる。
  3. 2つの座面が組み合わされていることで、子どもの隠れ家のような空間ができたりと「ソファに座る」という使い方以外の可能性がいっぱい。

このように魅力満載のソファですが、「座った時の安定性の問題」や「具体的な使い方の想定」など、解決しなければいけない問題点もたくさんあり、もうしばらくは、試行錯誤の時間が続きそうです。

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TYPE A/B
http://www.type-ab.com/
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名古屋工業大学
伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

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