名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。

産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。
5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それ ぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

掲載日:2009 年 3 月 1 日

no.1 いよいよ始動

TYPE A/Bの記事

typeabe58699e79c9f今年のはじめから、着々と準備が進められていたプロジェクトがいよいよ本格的に始動します。

まずはじめに、名古屋工業大学の学生を対象にした、デザインコンペを行います。このデザインコンペは、一般的なコンペとは違い、最終的な作品そのもののアイディアだけではなく、そこにたどり着くまでの思考の過程までも評価の対象としています。まさに、本プロジェクトのタイトルである「5W×1H×3P」のProcessの部分をコンペにも採用しているのです。なので、要項の発表から提出までの約1ヶ月間にそれぞれが考えたアイディアやスケッチなどのすべてを提出してもらい、そこから新たな可能性を見出せたらと考えています。

さらにこのコンペでグランプリに選ばれた作品は、その後TYPE A/BとFLANNEL SOFAとの共同によって、商品化し、販売まで行います。
自分のアイディアが商品にまでなってしまうという、またとないチャンスです。また、学生にとっては、企業と共同で何かに取り組むこと自体も初めてとなるため、いろいろな勉強の意味でも有意義なプロジェクトになることを願っています。

TYPE A/Bでは、具体的に何を行うかというと、コンペで選ばれた学生のアイディアを、商品化に向けて学生とともにデザイン検討をし、図面を作成するサポートをしていきます

今回のコンペのテーマは、「Children」です。

子どもの為に作られたソファは、わりとよく目にしますが、子育てのためのソファや子どもから大人までが使いやすいソファとなると、なかなか世の中にはないんですよね。そんな現状もふまえて、今回は学生たちにこのテーマで私たちが思いもよらないデザインのソファを考えてもらえたらうれしいです。

まずは、これから始まるコンペに学生たちがどんな反応を示し、どんなことを考えるのかが楽しみですね。

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TYPE A/B
http://www.type-ab.com/
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名古屋工業大学
伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

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