名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。

産学共同デザイン 5W×1H×3P とは

名古屋工業大学大学院 伊藤孝紀研究室と有限会社 TYPE A/B、株式会社 FLANNELの 1研究室と 2企業による産学共同プロジェクト。
5W × 1H × 3Pとは、2つのProfessional(企業)と学生らのPersonality(個性)により1つの商品が生み出されるプロジェクトです。三者それ ぞれの 5W × 1Hの要素が目的に則して抽出され "カケアワセ "されていく Process(過程)を公開します。

掲載日:2009 年 6 月 6 日

no.16 最終デザイン会議

FLANNEL SOFAの記事

090606


5月29日19:00からTYPE A/Bさんで、第2回目のデザイン検討を行いました。

前回は、富田君、坂井君共に渋い面持ちで課題を残した閉会だったので、今回は、この短い3週間という間にどれだけ2人が検討を重ねたか期待しつつ、TYPE A/Bまでやってきました。

ドアを開けてすぐ、両名の晴々しい顔があったので、自信あるものを持ってきたのかな、と感じ、早速前回から今回の模型(デザイン)に至るまでのプロセスを説明してもらうことに。

まずまずはやってくれるだろう、とまでは予想していたものの、課題として与えていた、五角形のスフェリコンから一度考えを変えて、「一から練り直し!」という、少々酷な要望にもチャレンジしていて、出来上がった模型を見て、「これは、商品化できるね」と、即答。

良いものは良いです。現在抱えている問題点や、その改善策、質問なども受けましたが、特にこれといった問題はなく、方向性として、「これでいきましょう!」と、三者共に全会一致でデザイン決定致しました。
少々、運びがスムーズ過ぎか、とも思いましたが、説明一つ一つに前回とは違った説得力があって、このデザインでいこうという気持ちにさせられた訳です。

デザインコンペの時に、数ある作品の中、富田君の作品がきっとくるな、と思ったのと同様、今回の模型は見た瞬間、OKだろうと感じました。デザイン、コンセプトがどんどんはっきりしてくる中、私たちソファメーカーとしてのFLANNEL SOFAの出番も、もうすぐです。

次回打ち合わせは、FLANNEL SOFA FACTORYで初めて行われます。着実に商品化に向かっていると実感でき、工場スタッフも気合の入る打ち合わせとなるはずです。私たちもますます頑張っていかねば、と思わされる一日となりました。

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名古屋工業大学
伊藤研究室

家具からインテリア、建築等を一つの環境と捉えデザインの研究と実践 を行っている。行政・企業・市民を巻き込んだ、インスタレーションや マチづくりにも従事し、社会・世界に向け活発に活動中。

TYPE A/B

住宅設計からマンションのリノベーションなど住空間のデザインを手掛 けている。また、市場分析からコンセプトを創造し、ロゴやネーミング などデザインを活かしたブランド戦略を実践中。

FLANNEL SOFA

私たちの考える本当の意味での「デザイン」とは、 思案から、ソファ製作の過程をへて、お客様の元へ、その後長く使用され続ける。 そのようなロングライフなモノ作りこそが、デザインだと考えます。

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