床暖房のあるお部屋で快適なソファライフを過ごす。
近年、新築やリフォームを機に、ご自宅のリビングに床暖房を導入される方、床暖房付のマンションに住まわれている方も増えています。
床暖房のあるお部屋で快適にお過ごしいただくため、床暖房とソファについてご案内いたします。
「床暖房の種類」
床暖房には、大きくわけて温水式・電気式と2つの種類があります。
◆温水式・・・床下に温水パイプをとりつけ、温水を循環させる仕組み。リビングなどの広い面積での使用に向いています。
◆電気式・・・床下に電気ヒーターを設置し発熱させる仕組み。短時間での使用や、狭い範囲での使用に向いています。
「床暖房のお部屋のレイアウト」
床暖房は、床からの熱伝導と輻射熱により、お部屋全体を暖める仕組みです。
床に触れる面が広い家具(たんす・テレビボードなど)を床暖房の上に配置すると、熱がこもりやすくなり、床材のひび割れや変形などの原因になったり、
家具に反りやひずみが生じ、傷みの原因となる場合があります。
床暖房のお部屋に合ったレイアウトやソファ選びをして、床暖房のこもり熱から家具を守りましょう。
「家具の配置を考える」
床暖房は、お部屋の広さの60%~70%程敷き詰めると快適といわれています。
マンションでは、床暖房はリビングの中央部分にのみ設置されている場合も多いです。
お部屋の床暖房が設置されていない部分に、たんすやテレビボードなどといった家具を配置することで、家具を床暖房のこもり熱から守ることができます。
床暖房の種類によっては、自由に設置箇所を設定できるものもあります。
新築やリフォームの際には、家具を配置するスペースを考慮して、床暖房を設置する場所を決めると良いでしょう。
「熱のこもりにくい、脚の高いソファを選ぶ」
ソファはリビングのレイアウト上、お部屋の中央に配置する場合も多く、床暖房の上にソファを配置しなければならない場合も多くあります。
その場合、熱のこもりにくい、脚の高いソファをお選びいただくことで、ソファへのこもり熱の負担を軽減することができます。
床暖房メーカーによっては、床面からソファの底面までの高さに推奨基準をもうけているメーカーもあります。
各床暖房メーカーの推奨基準を参考に、ソファの脚の高さを検討しましょう。
◆脚の高いおすすめソファ
STRAND / PIVO /
FOLKE / ANTOS /
NOOK / MAROON
※例:Panasonic 床面から50mm以上離れているものを推奨
http://sumai.panasonic.jp/interior/yukadan/
「床暖房の上でのラグの使用」
床暖房の上にラグを敷くと床からの熱を通しにくくなり、床暖房の効果があまり感じられなくなり、お部屋全体も暖まりにくくなります。
また、ソファや家具と同様に、ラグも床暖房の熱が傷みの原因となる場合があります。
ラグの裏によく使用されているラテックス(合成ゴム粘着剤)が床暖房の熱によって溶けだしてしまう可能性もあります。
そのため、ラグの使用を推奨していない床暖房メーカーも多いです。
床暖房の上にラグを敷きたい場合は、床暖房対応のラグがございます。ご検討中のラグや、現在ご使用のラグが対応しているか確認して見てください。