FLANNEL SOFA FACTORY

手作業の想いはソファへ 「ソファの構造」

ソファコイルスプリング
構造

素材は国産の信用ある品を選定。見えない部分にこだわりの安心を。

ソファの素材は、職人とデザイナーの選定で、各ソファに適したものを選定します。
また素材を選んだ後も、ソファへの適応力・安全性を十分に点検し、クリア基準としたものを採用しています。
1つ1つの素材が国産であるが故に、細かい検査や柔軟な対応ができる信用のある構成でソファは仕上がっています。

ソファ構造

安心安全な環境面をしっかり考えた
ソファ製作に必要不可欠な木枠やボンドなどは全て、
ホルムアルデヒド放散等級の最高ランク
JIS「F★★★★」を定めたものを使用しています。

改正建築基準法を受けて、下記の室内施工用接着剤のJISでホルムアルデヒド等級区分が 規格化されました。これらJIS規格の規定を受けた接着剤はJISマークとともに放散等級 表示が許されます。最高等級である4つ星等級の認定を受けた接着剤は建築基準法のもと で使用面積の制限を受けずに使用できます。

等級・記号 ホルムアルデヒド放散速度 内装仕上げの制限
F★★★★ 5 μg/㎡h 以下 使用面積に制限なし
F★★★ 5 μg/㎡h 超え 20μg/㎡h以下 建物の構造・種類・換気設備・換気回数で免責制限
F★★ 20 μg/㎡h 超え 120μg/㎡h以下
無等級 120μg/㎡hを超える 使用禁止

ソファの基本的な構造

ソファの構造は大きく分けて、バネ・ウレタン・木枠・生地から成り立っています。 座り心地に最も重要なのは、素材の質です。使われている素材の質によって、座り心地は大きく変わってきます。

ソファ構造
バネ
(Sバネ・コイルスプリング)
衝撃を吸収し、ゆるやかに体重を支える重要な役割を果たします。
下張り生地 クッション材であるウレタンと木枠(またはバネ)との接地をなくし、ウレタンの摩耗を防ぐことでウレタンの寿命を伸ばします。また張り地のたるみを軽減させます。
PPテープ 下張り強度を高めます。
樹脂綿 ウレタン表面に樹脂綿を巻くことで、ふっくらした仕上がりとなります。
ニット 伸縮性を活かしたバネに対しての下張り。ウレタンの摩耗を防ぐ効果もあります。
木枠 ソファ本体の基本の骨となる部分。ソファ自体の耐久性、強度に影響しています。
ウレタン材 多種多様なウレタン材があり、部位によってその種類を使い分けます。
チップウレタン ウレタンを粉砕して、押し固めたもの。強度があり、へたりが少ない。
バネ同様、体重をしっかり支えます。

木枠

木枠は、より安心感の高い国内ソファ木枠専門メーカーと提携。ソファの構造体である木枠は最も重要な部分です。全てのソファにおいて、張り替えて使い続けられる強度を誇ります。
しっかりと日干しし、乾燥させた木は、硬く、強い耐久性を持ち、ソファに使用されます。
FLANNEL SOFAの多くのソファは木枠をベースに構成されていて、細かい部分まで丁寧に手作業で整えられます。木材同士の接着も人と環境に配慮したJIS「F★★★★」を使用。木材は、高い硬度とねばり、タッカー針の食い込みの良い20mm厚に製材されたカポール材を使用。側板には、JIS「F★★★★」12mm合板を使用。受注に合わせた木枠のオーダー生産を行い、一台一台を品質管理された後、ソファへと組み立てられます。
見えない部分の木枠ですが、丈夫で無駄のない木枠を目指して改良が繰り返されています。また新作や特注などの商品にも、それまでのノウハウを活かした木枠が生産され続けています。

ソファ木枠

バネ

バネによってソファのクッション性は大きく変化し、ソファの心地・フォルムに合わせ見極め、選定しています。コイルスプリングは均一な座り心地を堪能する事ができ、Sバネはシャープな土台から多様なソファデザインをに対応しやすいのが大きな特徴です。 コイルスプリング、Sバネ共にΦ4.0mm鋼材を使用、コイル部のみΦ2.9mmが標準の太さとなり、その太さで硬さを調整します。また背バネは、Φ3.2mmと細いものを使用して各箇所に合った鋼材選定をしています。ダイメトロールは布バネである為、金属バネ特有の軋み音もなく、ソファの自重を軽くします。優れた座り心地を可能にする強力な伸縮性のある横糸と、耐久性を保持する高性能な縦糸が繻子(しゅす)織りで織られ、熱融着されている為、布とはいえ、ほつれがありません。

コイルスプリング

コイルスプリング

弾むような弾力を持ち、非常に強い耐久性を持ったバネです。 座面のどの部位に座っても均一な座り心地を堪能できます。

Sバネ

Sバネ

前後に強くテンションをかけて木枠に組付ける為、木枠の強度を要します。上からの力を受け止める感じの心地となり、反発力としては弱い。

ダイメトロール

ダイメトロール

布バネである為、面で支え、均一な心地を与えます。伸縮性のある糸から、人体の微妙な感覚にフィットし、硬すぎず柔らかすぎない心地を実現します。

ウレタン

座り心地に直接的に作用する素材、ウレタン。耐久性と座り心地を両立させる為、硬さ・密度の異なるチップウレタン・ウレタン・樹脂綿の組み合わせで構成されます。基本的には耐久性を意識して、座り心地がだんだん馴染んでいく様に数値設定しています。ウレタン接着も人と環境に配慮したJIS「F★★★★」を使用。またウレタンの種類、硬さ・厚みのバランスにより、硬さ・柔らかさを調整することができ、FLANNEL SOFAのソファはウレタンの使い分けによってソファの座り心地を調整し、お客様のこだわりを表現しています。

ウレタンについて詳しくはこちら

ウレタン材

羽毛

フェザーの背クッションは体に添うようにフィットするふわっとした座り心地です。国内で熱乾燥処理と殺菌処理を施したフェザーを100%使用。湿発散性に富み、湿気が中に溜まりにくく、弾性回復率が良いため、へたりにくい素材です。ダウンプルーフ加工により羽毛が抜け出てこないように、特殊な目詰めを施しています。身体に添うようにやさしくフィットするため、長時間もたれかかっても疲れません。

羽毛クッション材
羽毛

生地

ソファ専用張地を使用。国内外を問わず、品質重視で、様々な使用目的に合う生地を厳選し、180種類以上揃えています。
大きく、布・フェイクレザー・本革の3種類に分けられます。毎年、大小問わず各生地メーカーの物性テストの他に、自社独自での強度テストに合格したものだけが採用されていきます。ソファの表情が大きく変わる生地選びは、購入される際にしっかりと専門スタッフが対応させて頂きます。

生地
審査

小さなこだわりこそ、大きな成果に。そして様々な審査から生まれる最高の心地へ。

素材選びは入念な審査を何度も繰り返し、ソファの見えない部材まで細かく選定していきます。
プレステストや、日々職人が体感している五感を通じて選定された部材によって、国産を誇るソファが誕生します。