FLANNEL magazine

ソファ専門スタッフからの
ソファについての「まめ知識」を、フランネルマガジンとしてお届けします。

TITLE :
意外と知らないソファのにおい

ソファ購入時に何をイメージするか?

ソファを購入する際、実際に店頭に並んでいるソファを、見て、座って、自分のイメージしたソファを購入します。 インターネットを通じて購入する場合も、お部屋のサイズを測ったり、生地サンプルを取り寄せたりして、イメージを膨らませて購入されていますね。 デザインや、座り心地は、頭の中である程度イメージできますが、においに関しては、感じ方にも個人差があらわれます。実際、お店にある展示品や、 写真だけでは、ソファのにおいまで体感することはできません。 そこで、ソファのにおいの原因と、対策をご紹介します。

ソファのにおいの原因

新しいソファも、ご自宅に届いた時に、環境によってはにおいがする場合があります。 原因としては、ソファの内部のクッション材やボンド等が排出源となっている可能性があります。 ソファはお届けまでの間、しっかりと梱包され、密閉された状態のため、においがこもりやすくなります。 クッション材自体は、石油化学物質の為、その物自体の臭いは避けられません。新車を購入した時に、 車内から独特なにおいがするといった事も、同じような原因が考えられます。

FLANNEL SOFAでは、木枠やボンド等は全て、ホルムアルデヒド拡散等級の最高ランク「F☆☆☆☆」を定めたものを使用しています。「F☆☆☆☆」とは、シックハウス症候群の原因でもあるホルムアルデヒドの拡散を、国の定めた指針値まで抑えたJIS規格です。出荷する前に、ソファ内部にたまったにおいを揮発させてから、出荷していますが、季節や環境によっては、においを感じる場合があります。
◆特にフェザーを使用したクッションなどは、梅雨の時期や高温多湿だと、においが強く感じられることがあります。

座り心地

※ソファに使用されるクッション材

ウレタン付け

気になるにおいの対処方法

ご自宅に届いたソファからにおいがしたら、どのように対処をしたら良いのか?
主ににおいの原因は、ソファ内部に使用されている、ウレタンやボンド等から発生している場合が考えられます。特にウレタンは石油製品の性質上、においがこもりやすく、完全ににおいが消える事はありません。しかし、日常生活の中で、立ったり座ったりを繰り返す事により、ウレタン内部にたまったにおいが吐き出され、においの原因も軽減されていきます。

においの感じ方には個人差がありますが、においの発散を促進させるいくつかの方法があります。

・お部屋を換気し、ソファを風通しのよい場所に置く事により、においをお部屋の外へ逃がすことができます。しかし、ソファ内部のにおいを揮発させるには数日間かかる場合があります。 (置きクッションタイプのソファの場合、ソファ本体からクッションを取り外すと通気性がよりよくなります。)

・ ベランダや、庭等で、ソファを陰干しする事により、更ににおいの原因を揮発させる事ができます。また、天日干しすることにより、ソファ内部の温度をあげて、においの原因をより早く揮発させることもできますが、強烈な紫外線によりソファが変色してしまう原因にもなるので、長時間の天日干しはオススメしません。

・ 消臭スプレー(無香料)を使用することで、気になるにおいを軽減する事もできます。しかし、ソファ内部のにおいが抜けきっていない状態で使用すると、消臭スプレーの効果も半減してしまいます。(消臭スプレーを使用する場合は、無香料のものを使用ください。)


ご購入いただいたソファを、より快適にお使い頂けるよう、においが気になった際はぜひお試しください。